商品名
あわゆき山菜 詰め合わせ
内容量
500g
商品情報
【コゴミ、タラノメ、ワラビ、コシアブラ、ウルイ、シドケ、フキノトウ、山うど】の旬の山菜の中から、その時に採れたての3〜4種類詰め合わせにしてお届けいたします。
調理がしやすいよう、ごみ取りやアク抜き処理をしてお届けいたします。
※山菜の内容はお選びいただけませんので、ご了承ください。
※採れたてをお届けする為、お届けの日にち指定はお受けできませんので、ご了承ください。時間指定は可能です。
※放射性物質について外部調査機関で測定し、林野庁基準に照合し問題がないことを確認された採取地の山菜ですので、安心してお召し上がりいただけます。
商品のネーミングに込めた思い
こだわり農穣では、児玉さんのこだわり山菜を数量限定で『あわゆき山菜 詰め合わせ』として販売しています。
あわゆきは春の季語で、春先の降ってもすぐに消えてしまう雪を指します。
天然の山菜は美味しくお召し上がりいただける期間がとても短く一瞬で旬が過ぎてしまいます。また葉山の雪解けの清流で育まれた山菜は苦味やクセが抑えられて柔らかくフワッと香りが広がります。
そんな優しい味わいの山菜を、春の柔らかな儚い雪になぞらえました。
山菜の紹介
☆こごみ

シダの仲間の多年草で北海道から九州まで広く分布。山地の雑木林の中で木漏れ日が当たるような湿地に生えています。冬は葉が枯れ春先に地上に出た新芽の先の巻いた部分を摘み取ります。芽が出るとすぐ葉が開いてしまうので採取期間は非常に短いです。
鮮かな緑色と柔らかい味わいが特徴で、クセがなくアク抜きの必要もありません。揚げ物・おひたし・煮物など様々な料理に合います。
☆タラの芽

ウコギ科のタラの木の新芽で、幹にトゲがあるオンダラとトゲのないメダラがあります。栽培物の多くはメダラですが、天然物はオンダラが多く、芽に赤いポツポツが見られます。ほのかな苦味ともっちりした食感が特徴で山菜の王様と呼ばれています。天ぷらは絶品です。
☆ワラビ

シダの仲間の一種で日当たりのよい原野などに自生していて、若芽を食用にします。シャキシャキした食感と独特の滑りが特徴です。根には多くの澱粉が含まれており、この澱粉からわらび餅の元となるワラビ粉が作られます。収穫量は山形県が全国1位。山形名産の蕎麦にも良く合います。
☆山うど

一般にスーパーなどに並んでいるものは栽培されたもので、遮光して作られた「軟白うど」と、根元に土をかぶせ日光に当てて作られた「山うど」があります。山うどは栽培物と天然物との違いを1番に感じられる山菜です。天然物はクセや苦みが少なく、独特な香りと歯ざわりが楽しめます。
レシピ紹介

「コゴミの胡麻和え」
●材料
こごみ 100g すりごま 大さじ1
醤油 大さじ1 砂糖 小さじ1
塩 ひとつまみ
●作り方
(1)ボールにコゴミを入れ流水でよく洗い、4cmほどの長さに切る。
(2)鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩を入れて2分ほどさっと茹でる。
(3)ボールに茹で上がったコゴミ、砂糖、醤油、すりごまを加えて和える。
「ワラビの煮物」
●材料
ワラビ 300g 糸こんにゃく 100g
油揚げ 1枚 人参 1本
みりん 大さじ2 醤油 大さじ3
サラダ油 適量
●作り方
(1)ワラビはアクを抜き5cmくらいの長さに切る。
(2)人参は薄めの細切り、油揚げも同じくらいの長さで細切りにする。
(3)糸こんにゃくは下茹でして食べやすい長さに切る。
(4)鍋に油を敷いて材料を全て入れて軽く炒める。
(5)みりん、醤油を入れて混ぜ全体に絡ませる
(6)落とし蓋をして、汁気がなくなるまで弱火で約5分煮る。
(7)汁気が残っている場合は強火にし水分を飛ばす。
「山ウドのきんぴら」
●材料
山ウド 1本 人参 小1本
ごま油 大さじ3 酒 大さじ1
醤油 大さじ1 みりん 大さじ1
七味 少々 炒りごま 少々
●作り方
(1)ウド、人参を5cmくらいの細切りにする。
(2)フライパンにごま油を熱し、(1)を炒める
(3)全体に油が回ったら、酒、醤油、みりんを加え水分を飛ばすように炒める。
(4)火を止めて、お好みで七味と炒りごまを振りさっと混ぜる。
「タラの芽味噌」
●材料
タラの芽 200g 味噌 大さじ4
みりん 大さじ1 酒 大さじ1
油 適量
●作り方
(1)タラの芽のガク(下の硬い部分)を取り除き水洗いし、粗みじん切りにする。
(2)フライパンに油を敷いて(1)を入れ、しんなりするまで弱火で炒める。
(3)酒を加えて蓋をして1分蒸す。
(4)みりんと味噌を加えて水分を飛ばすように炒める。
(5)そのままご飯に乗せたり、焼きおにぎりに塗ってお召し上がりください。
生産者の紹介
この特別な山菜を生産されているのが、株式会社ネクストレボリューションの児玉さんです。
児玉さんは、山形県の葉山山麓に160ha(東京ドーム約40個分)ほどの山を所有・管理し、貴重な天然の山菜を生産されています。
山菜に対する想い
児玉さんは、自然な苦味やぬめりなど、山菜の本来の魅力を楽しんでもらうことにこだわりを持っています。
「ワラビやコゴミなどは同じ山菜でも、収穫する場所で味や香り・ぬめり・食感が変わります。コシアブラや山うど,シドケなどは独特の味わいがあり,言葉で説明できない不思議な味がします。ウルイやアイコ,シオデなどは繊細な味わいと食感があり,ゼンマイやアブラコゴミは料理によって劇的に美味しさが膨らみます。化学肥料や農薬・除草剤を使わない本当の山菜は,どれもミネラル豊富で健康によく,山菜を食べると長い冬が終わって春が来たと感じ,1年を生きる元気が湧いてきます。」

「現在流通している山菜は畑で化学肥料を与えて育てたものや品種改良されたもの。安くて見た目は良いですが、一番大切な山菜本来の味や香りが乏しいです。 私は本物の山菜を通して食の喜びを感じてもらいたいという思いで、天然物にこだわって販売しています。最高の山菜を収穫するために傾斜40度〜70度の斜面など、各山菜にあった採取地に出かけています。」
葉山の自然の恵み

葉山ってどんな場所?
葉山は山形県のほぼ中央に位置し、村山市、寒河江市にまたがる標高1,462m死火山です。古くは出羽三山に数えられ山伏たちの修験場として信仰を集め、地元では農業の神が住むとされ五穀豊穣を願って山に登ったそうです。
自然面では山頂近くまでブナ林が分布し、山頂の葉山神社周辺は湿地となっており様々な高山植物も見られ、四季折々の自然が登山客を迎えてくれます。

葉山の軟水が育む山菜
採取地の葉山の湧き水は硬度が12mg/Lです(2019年5月生産者調べ)。日本の水道水の硬度は20〜80mg/Lなので、超軟水といえます。
軟水の語源は食材を煮ると柔らかく仕上がるからという説があります。また軟水には食べ物を甘くする効果もあります。水が味の決め手となる日本酒の産地も、硬度が高めの地域では辛口に、低めの地域では甘口に仕上がります。
葉山周辺は県内でも有数の豪雪地帯で、5月になると大量の残雪が溶けだし豊富な湧水を生み出しています。真夏でも水温6℃以下という特別な超軟水の湧水 が甘く芳しい山菜を育ててくれます。
お客様の声と生産者からのメッセージ
児玉さんの山菜を食べたお客様からは、様々な嬉しいお声が届いています!
★コゴミなんて青臭くて買って食べるものではないと思っていました。しかしこちらのコゴミはおススメの通り色が青く香りもハーブのような感じがしてとても美味しくビックリです!
★ワラビのぬめりや柔らかさが格別です。糸を引くほどのヌルヌルさが美味しかったです。
★大阪方面では天然山菜は手に入りにくく大変貴重です。そのうえ新鮮なものをいただき感動していただきました。
生産者の児玉さんからのメッセージ
「弊社の山は冬に5m以上の雪が積もり、クマやキツネをはじめすべての生き物が冬眠する大変厳しい地域にあります。雪解けには時間がかかり,春の到来を真っ先に知らせるフキノトウですら目覚めるのは例年ゴールデンウイークの頃,山菜の主役、ワラビは5月20日過ぎとなっています。特に、今年は雪が多いのと最近の寒さから雪どけが遅くなっており、例年よりも1週間から10日ほど遅くなるような気がします。昨今の温暖化から、近年は春先の気温が夏日となり、6月は雨の少ないカラ梅雨となっています。そのため気温の影響を受けやすい天然山菜の生育が悪くなったり収穫時期がズレたりするなど、これまでの経験が役に立たなくなってきました

私どもは、山菜は山の神からの授かりものと考えています。
ご注文いただきましたものについてはご満足いただけるように収穫してきますが、山菜の組み合わせについては「一期一会」のようにお考えいただき、どれが届くかについては弊社にお任せいただけますと幸いです。
山菜の美味しさを知っている大人の方に、化学調味料を控えて旬を味わいたいご家族の方に、未来の社会を担う子供たちに、葉山の特別な山菜を通して、色、香り、味、食感、と五感で春を感じてみて欲しいです。来年以降も春の喜びをお届けできるよう私ども精一杯努めてまいります。」
(株)ネクストレボリューション 児玉様