地元の誇り、若手の情熱が生んだ
極上「シャインマスカット」のご紹介です。
内容量
粒売り 300g×2パック
産地および生産者
山形県天童市 片桐農園
保存方法
冷暗所で保存し、お早めにお召し上がりください。
※こちらの商品のお届けは9月下旬以降になります。
※最適なタイミングでの出荷となりますので、お日にちのご指定は承れませんので予めご了承ください。お時間の指定は可能です。
■シャインマスカットの特徴
・種なしで皮ごと食べられる
・爽やかなマスカットの香り
・酸味が少なく糖度が高い
・大粒で歯ごたえが良い
「シャインマスカット」 は、果皮が黄緑色で、マスカットの香りも豊か。
糖度は20度前後 と高く、酸味は少なめ。種なしで、皮が薄いため皮ごと食べられるのが特長です。
小さなお子さんやご高齢の方でも食べやすく、手軽に楽しめるのも大きな魅力です。
「シャインマスカット」の果皮色は、緑色に近いほど未熟、黄色に近いほど過熟となります。山形県の生産者は「シャインマスカットカラーチャート」を使って適熟の時に収穫していますので、瑞々しく、おいしい状態でお客様の元へお届け致します。
山形に輝く、極上の一粒「シャインマスカット」
毎日の食卓やお祝いの席はもちろん、大切な方への贈り物として「山形県産シャインマスカット」をぜひ御賞味ください。
■生産者と産地について
生産者の片桐農園は山形県天童市で、さくらんぼ、りんご、ラフランスを中心に栽培している果樹農家です。250年続く歴史ある農家さんで、今回シャインマスカットを手掛けるのは12代目の片桐知宏さんと奥さまの七虹さんご夫妻です。
山形県は山梨県、長野県に次いでぶどうの生産量全国3位(令和2年産15,500t)です。 山形県の気候風土はぶどう栽培に適しており、小粒系の「デラウエア」から大粒系の「巨峰」、「ピオーネ」など、さまざまな品種のぶどうが生産されていますが、近年、特に人気の高い品種が「シャインマスカット」です。
片桐農園のある天童市は、山形盆地の中央付近に位置し、山地から流れる乱川、立谷川は2つの扇状地を形成しており、扇状地の特徴である水はけの良さは、りんごをはじめとした果物作りに適しています。また、盆地特有の昼夜間の寒暖差の大きい気候が、甘い果実を育みます。
■シャインマスカットが実るまで
👑減農薬栽培
片桐農園さんの『シャインマスカット』は全国でも珍しい減農薬栽培を取り入れています。
皮ごと頂く果実だからこそ、出来るだけ農薬を使わず、安心安全なシャインマスカットをお届けすることを目指しました。
病気や害虫・害獣の被害に遭いやすいなどデメリットもありますが、日々の観察から早期に病気を見つけ摘粒するなど、手入れを怠らない丁寧な作業が減農薬栽培を可能にしています。
👑摘芯・摘粒・摘房
それぞれ5月〜7月にかけて継続的に行う作業になります。
シャインマスカットの色づきや味、形に影響するとても大事な作業で、一つ一つ丁寧にすることが大切と知宏さんは言います。
・摘心(てきしん)
新梢の先端を切除する作業です。枝を伸ばすための養分が房に集中して肥大促進につながります。
・摘粒(てきりゅう)
一房の果粒を切除し数を調整することで、残した果粒の肥大を良くするために行います。
・摘房(てきぼう)
形の悪い房や花ぶるい(実が着かずにポロポロ落ちてしまう障害)してしまった房を切り落とす作業です。着果量を制限することで1房に送られる養分が多くなり、高品質のぶどうにしたり糖度が上がりやすくなります。
👑袋掛け
全ての房を1つずつ傷つけないよう慎重に袋掛けを行います。大変手間のかかる作業ですが、それには重要な目的があります。
・害虫や鳥による食害から守る
・雨による実割れや病気を防ぐ
・日焼けによる変色を防ぐ
・肥料の液だれを防ぐ
・ブルーム(皮の白い粉)が 落ちるのを防ぐ
ただ袋をかぶせれば良いわけでなく、房の向き、日差しの向きなどを考慮して、雨水が漏れないようしっかり口を閉じていきます。収穫までの最終段階ですので余念がありません。ここまでくれば、あとは美味しくなることを願うばかり…
■生産者の思い
長年果樹栽培をされてきた中でも、近年の異常気象で生育の管理が難しくなってきていると言われています。また物価高の影響からハウスなどの設備投資が容易ではなく、新規に農業を始めるのが難しくなってきており、若い世代の農業の担い手不足を懸念していると片桐農園の11代目である完一さんは言います。
そんな中で今回の『シャインマスカット』は知宏さん・七虹さんご夫婦による若き生産者の新しいチャレンジ精神によって栽培されました。
知宏さんはもともとスポーツ関係のお仕事を勤めていましたが、祖父の死をきっかけに農業の世界に飛び込み、今年で8年目になります。仲間とともに楽しく仕事ができることが農業の魅力と話す知宏さんは、今回のシャインマスカットの栽培について、
『試行錯誤の連続で大変だったが、新しいチャレンジを楽しめた。自分の作ったものを食べてもらう喜びという農業の基本的な部分も考えさせてくれた。今後も安心安全で美味しい作物を作っていきたい。そして将来的にはシャインマスカットの生産量を増やし、多くの人に届けたい』と、今後の展望を語っていただけました。
奥様の七虹さんはほとんど農業経験がなく、初めての作業の連続で、どの作業もとても難しかったそうです。そんな苦労の中でも、作物が成長していく過程を楽しめたと話して頂きました。
『今後も夫と一緒に、消費者の方々が笑顔になってもらえる美味しいものを作っていきたい。シャインマスカットの他にも、大好きなモモなどもチャレンジしていきたい』と、今後の意欲を語って頂きました。