おはようございます!
私たちは、村山市をはじめとした山形県内の選りすぐりの提携農家で栽培された、
美味しい果物や野菜などを自社ECサイトにて農産物販売している
「こだわり山形」と申します。
当農場のある村山市周辺は、山々の緑がだんだん濃くなり、生命のエネルギーを感じる季節となってまいりました。時折真夏のような暑さに見舞われる日もありますが、体調管理に気を付けながら日々おいしい作物づくりに励んでおります。
さて、今回はコラム第4弾!
「山形さくらんぼ148年の軌跡」と題しまして、さくらんぼがいかにして山形県を代表する果物になったのか、その歴史を紐解いていきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・さくらんぼの分類と日本への伝来
・山形はなぜ日本一の産地になりえたのか
・2大品種『佐藤錦』と『紅秀峰』の誕生物語
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・さくらんぼの分類と日本への伝来

私たちが「さくらんぼ」と呼ぶ赤い実は、「桜桃」という木になる実のことを指します。
そのかわいらしさから「さくらの坊(こども)」と呼ばれ、やがて「さくらんぼ」という名前になったそうです。
現在食用として栽培されている桜桃の木は大きく3つに分類されます。

日本で栽培されているサクランボのほとんどがセイヨウミザクラで25種類ほどあります。世界全体では1,300種類ものサクランボが栽培されているそうですから、世界中の人々に愛されている果物なのですね。
さて、さくらんぼが明治に日本へやってきた当初は、全国へ苗木が配られました。しかし東北や北海道の一部でしか実をならせることができませんでした。それはなぜなのでしょうか?そして、なぜ山形県は一大産地となりえたのでしょうか?
・山形はなぜ日本一の産地になりえたのか
今から148年前の明治8年、リンゴなどの他の果物の苗木と一緒にさくらんぼの苗木が初めて山形県に入ってきました。現在では全国の約7割にあたる13,800tものさくらんぼを生産しています。そしてそのほとんどが山形盆地に位置する、東根市、天童市、寒河江市周辺で栽培されています。山形県がこれほどまでに突出した産地となったのには「山形盆地」の奇跡ともいえる環境的要因が重なったためだといえます。ポイントは以下の点です。
✓霜害(そうがい)が少ない
さくらんぼの花は4月上旬ころから蕾が膨らみ始めます。この時期に霜に当たってしまうと蕾が枯れてしまって受粉ができなくなってしまいます。
✓梅雨の降水量が少ない
さくらんぼの実が膨らむころ、日本は梅雨に入り降水量が多くなります。雨に当たるとさくらんぼの実が割れてしまって出荷できなくなってしまいます。
✓台風の被害が少ない
さくらんぼの木は他の樹木と比較すると根っこが浅いので強い風にあおられると木が弱ってしまいます。山形盆地は周囲の山々が風を遮ってくれるので台風の被害が少ないのです。
✓夏が暑い
さくらんぼの実がなり終わった夏から、樹の中では来年の実をつけるための活動がはじまります。夏が暑いほど、樹は多くの栄養を蓄えられるので翌年の実付きがよくなります。
✓冬が寒い
さくらんぼは一定温度以下になると休眠状態になります。この休眠期間がないと翌年の実がつかなくなってしまうそうです。暑さも寒さも両方必要なのですね!
28年頃になると品種や生産量が増えてきました。さくらんぼは日持ちが短いため当時の流通では都市圏に運ぶことが難しかったため、缶詰に加工する技術が開発され関東に出荷されるようになりました。
当時の品種はこのような加工用がメインだったため現在のような甘酸っぱくジューシーなものではなく、酸味が強いものでした。
そんな中、日持ちのいい生食用のさくらんぼを開発して全国へ広めたいと立ち上がったのが後の「佐藤錦」の生みの親である「佐藤栄助氏」です。
実家は醤油の醸造を生業としていたのですが、果樹栽培が好きで家業をたたんで農家になったというのですから驚きです。
実家は醤油の醸造を生業としていたのですが、果樹栽培が好きで家業をたたんで農家になったというのですから驚きです。
佐藤氏が目を付けたのは甘くないが日持ちのいい「ナポレオン」と、味の良い「黄玉」です。この2種類を交配して、苦節すること10年以上。ついに大正11年に初めて実をつけることに成功しました。
それから2年後に1本の苗木を選定して原木を定めました。佐藤氏は品種名を「出羽錦」とするつもりでしたが、ともに開発を手掛けた苗木商の岡田東作氏が「砂糖のように甘いので『佐藤錦』にしよう」と提案したことからこの名前が付けられました。
昭和3年にデビューしてから100年以上たった現在でも、佐藤錦はさくらんぼ界のトップスターに君臨しています。
現在のさくらんぼ生産品種第2位は『紅秀峰』です。
紅秀峰は平成3年に山形県立園芸試験場で、佐藤錦と天香錦を交配して誕生しました。大粒で酸味が少なく実がシッカリして日持ちが良いのが特徴です。旬が7月上旬頃と晩成の品種のため、お中元などの贈答用としての人気も高いです。
一方で、他の品種よりも栽培期間が長く管理が難しいことから高級品種となっています。
こだわり山形では天童市の片桐農園さんより「佐藤錦」と「紅秀峰」をお届けしています。
< /div>
甘酸っぱくてジューシーな佐藤錦と、甘く大きく歯ごたえのある紅秀峰。二つ楽しみながら食べ比べて、お気に入りの品種を見つけてみてください。
投稿者:
タグ:

コメントを残す