心と体を癒す夏の贅沢。
濃い黄色「黄金桃」のご紹介です。
内容量
3Lサイズ 9〜10玉
産地および生産者
山形県東根市 武田松男
等級
秀品
保存方法
冷暗所で保存し、お早めにお召し上がりください。
※こちらの商品のお届けは8月下旬以降になります。
※最適なタイミングでの出荷となりますので、お日にちのご指定は承れませんので予めご了承ください。お時間の指定は可能です。
■黄金桃の特徴
・果肉が濃い黄色
・マンゴーのような豊かな香り
・シッカリした食感
・濃厚な果汁がたっぷり
黄金桃は桃の王様と呼ばれている川中島白桃から偶然に誕生した品種といわれています。黄桃というと缶詰のシロップ漬けを連想して、甘みが少ないと考える方が多いと思います。しかし黄金桃は白桃を親に持つため、白桃の食味の良さと、黄桃の香り高さを兼ね備えた全く新しい黄桃なのです。
袋をかけて日光を遮ると皮は黄色になるのですが、あえて太陽に当てることで赤くなり、より甘みのある桃になります。
■おいしさのポイント
👑果樹王国東根市の気候
産産地の山形県東根市は、全国一の生産量を誇るさくらんぼをはじめ、桃、ラフランス、ぶどう、りんごなど多くの果物が栽培されており、市内のあちらこちらに果樹園が広がっています。市町村別農業産出額では全国3位を誇る果樹王国です。 このような果樹王国となったのには、東根市がある地形に秘密があります。 村山盆地に位置し、奥羽山脈から流れる乱川、白水川、村山野川、日塔川が作り出した扇状地になっています。 また現環境省の選定した名水百選に選定された小見川には、絶滅危惧種のイバラトミヨが生息し、豊かな水源にも恵まれています。 この扇状地と盆地の特徴である昼夜の寒暖差とミネラル豊富な清流によって育まれた肥沃な土壌、そして適度な水はけの良さが果樹栽培には最適です。 それらの条件が揃うことで果物の味を最大限に引き出し、おいしい果物を作ることができるのです。
👑繊細な剪定技術
桃といえば傷つきやすく繊細な果物ですが、桃の木の剪定もとても繊細な管理が必要になります。
山形県は冬の間の積雪が多いため、刈り込みすぎると木が寒さに耐えられずに弱ってしまうそう。そのため本来よりも多くの枝を残して剪定しています。しかし枝を残しすぎると、その後の収穫までの管理が大変になってしまうのでその微妙な加減を毎年試行錯誤して木を大きくしてきました。今ではとても立派な桃の木に成長しています。
生産者の武田松男さんは、この地で桃やサクランボ、リンゴ、ブドウなどを手掛けるベテラン果樹農家さんです。
地域の農協の桃部長も務める桃のスペシャリストから愛情たっぷりに育てられた新鮮な桃をお届けいたします。
👑こだわりの完熟堆肥
地元畜産農家で作られた牛糞堆肥で土づくりをしています。 堆肥の元となる牛さんたちは、作り置きをせずにその日にブレンドした新鮮な餌を、一頭一頭の健康状態を確認しながら手作業で与えて、大切に育てられています。牛糞は堆肥の中でも土壌改良の効果が高いのですが、質の悪いものを入れてしまうと、堆肥を分解することにエネルギーを消費してしまい、かえって土壌を疲れさせてしまうこともあります。 武田さんが使用している堆肥は、しっかり乾燥してサラサラした完熟堆肥で、匂いも少なく、すぐに土壌の微生物の働きを良くするよう働いてくれます。
👑栄養バランスに良い肥料
肥料は多量要素の窒素・リン酸・カリの他に、微量要素である鉄・亜鉛・マンガンなどをバランスよく配合したものを与えています。
多くの肥料は多量要素のみで構成されていますが、微量要素も雨による流失や作物収穫による持ち出しなどで減ってしまうため適度に補ってあげる必要があります。
ただし、元々の土質を生かすため、施肥は春先の1回のみと最低限度に抑えています。
■おいしい桃ができるまで
3月 剪定
桃木は寒さに弱いため他の果樹よりも遅く剪定を開始します。
4月 花摘み
指先で木の枝を優しくなでるようにして花を落としていきます。
5月 摘果1回目
栄養の分散を防いで甘く大きな桃を育てるために適量を残し小さな実を摘み取っていきます。
6月 見守り
デリケートな木なので触りすぎるとストレスで核割れという変形が出やすくなってしまいます。そのためこの時期はあえて何もせずそっと見守ります。
7月 最終摘果
桃の実にはふわふわの産毛がありますが、この作業の時期が1番毛が舞います。 とても暑いですが肌の露出は厳禁です。
8月 収穫
半年間見守り続けたかわいい桃たちをひとつづつ丁寧に収穫します。
■桃リーダーの挑戦
生産者の武田松男さんは、東根市でももをはじめ、さくらんぼ・りんご・ぶどうなどを手がけるベテラン果樹農家さんです。
陽夏妃との出会いは10年前で、農協の桃部長に就いて地域の取りまとめ役として尽力していたときです。
桃は傷つきやすくロスが多く出てしまう果物ですので、なんとか効率的に生産できる方法はないかと模索していました。
そんな時に、誕生したばかりの新品種“陽夏妃“に出会います。
見た目は・・・全体的に赤く色づきが良い。
持ってみると・・・果肉がしっかりしていて扱いやすい。
食べてみると・・・果汁にしっかりと甘みがあり食味も最高!
『これだ!陽夏妃を東根産の桃として普及させよう』
ここから武田さんの桃リーダーとしての挑戦が始まりました。
早速自ら栽培に取り組み、そのノウハウを周辺農家へ伝えて栽培農家を増やそうと考えましたが、その過程では数々の困難が待ち受けていました。
まず苗木を植えた翌年に木が枯れかけてしまうという大ピンチ。さらに4年目ごろから木が大きく成長してくると他の果樹の管理と重なっててんやわんや。
しかし自分が言い出しっぺとなった以上、なんとしても成功させて軌道に乗せなければいけないと試行錯誤しながら栽培を続けてきました。
そしてようやく昨年からまとまった収量をあげられるようになり、農協での共選を通して全国に県内産の陽夏妃を届けることができるようになりました。
■不良長寿の源
桃太郎などで古くから馴染みのある桃ですが、中国では不良長寿の象徴として縁起物として親しまれています。では実際の桃の健康効果はどうなのでしょうか?果物の特徴であるビタミンCやクエン酸などの他にも夏の体に嬉しい栄養素がたくさん入っています。
ペクチン
腸の善玉菌を増やしたり、腸の動きを活発にしたり、腸を健康に保つことにより取り込んだ栄養を効率よく吸収できます。便秘や下痢の対策に。
カリウム
体内に溜まったナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。塩分はむくみの原因になるため、カリウムを摂ることで対策に役立ちますよ。また血圧を下げる働きもあります。
ナイアシン
ビタミンの一種で、細胞の中で摂取した栄養をエネルギーに変えるときに酵素の働きを助けてくれます。皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
くだものは、甘いからといって高カロリーというわけではありません。くだものの甘さを強く感じるのは、果糖によるもの。果糖は砂糖の1.15倍〜1.73倍の甘さを感じますが、エネルギー量は他の糖と変わりません。
桃100gでわずか40kcal(牛乳100gで66kcal)ですので積極的に食べていただきたいです。
■ももの保存と食べ方
食べ頃の糖度になった時に出荷いたしますのですぐに食べていただくのが理想です。 保存する場合は、開け閉めが少なく温度が安定しやすい、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。野菜室に入れるときは、食品保存用のポリエチレン袋に移しましょう。ひとつの袋に多くは入れず、2個程度にして、口を軽く縛ります。
桃は下(ピンク色の濃い部分)からやわらかくなるので、最後に熟れるヘタ側(枝側)の弾力で食べごろを確認します。柔らかい桃が好きな方は常温に置くと早く熟して食べごろになります。 冷やしすぎると甘みを感じにくくなってしまうので、少し常温に戻してから食べるのがおすすめです。